メスとその地域圏は、3000年の歴史と文化、建築によって調和を醸し出しています。「黄金の都市」と呼ばれたメスは、数世紀の間、近隣のコミューンに対して影響力を誇っていました。古代ローマ時代、ローマ街道の交差点として、メスと近隣のワイン生産地は繁栄します。こうして、数々のヴィラやローマ浴場、水道橋、教会などが次々と建設されていったのです。
30年戦争、普仏戦争、2つの世界大戦など、多くの争いの舞台となったメス司教の旧領土は、その激動の歴史が人々の心以上に建築物に大きな影響を与えた要塞都市として発展しました。
そのため多くの軍用施設の文化遺産が、メス・メトロポールの景色の一部となっています。戦争による破壊にもかかわらず、メスとその周辺地域は常に再興し、永続し続ける術を知っていました。
この地方の自然は、モゼール川の河岸、渓谷、草原など様々な風景を提供するため、ハイキングを存分に楽しむことが出来ます。実は、メスは「庭園都市」と呼ばれ、フランスの「緑の街」の1つにも選ばれており、散策にうってつけの都市なのです。
激動の歴史の証人であるサン=カンタン山は、地域圏を見守るようにそびえ立ち、文化やアート、数々のレジャーアクティビティのおかげで、世界的に有名な場所です。
このように様々な影響を受けたメス・メトロポールは、文化と経済が交流する地であり、歴史的にダイナミックで魅力満載の地域圏なのです。その結果、この土地の文化遺産は多種多様に富んでおり、土地の様々な側面を発見する事が出来ます。
- 都心観光:比類なきメス地方の文化遺産は、幅広い選択のある観光地を提供します。メトロポールには100以上の歴史的記念物が存在し、賑やかなセルプノワーズ通りから、静かなシタデル地区、活気あふれる屋内市場、平和な空気に包まれた城壁沿いの散策道など、メスの各地区はそれぞれ独自の雰囲気に包まれています。
- ガロ=ローマ時代から現在に至るまでメス市内の 3000年の歴史およびメス・メトロポールのコミューンを巡るメスのテーマ別観光:共同浴場、城壁、ドイツ人門、中世の街並み、サンピエール=オ=ノナン教会、サン・テティエンヌ大聖堂(13世紀から20世紀に制作されたステンドグラスの総 面積6500 m²)、18世紀に作られた数々の広場、インペリアル地区、アンフィテアトル地区、ポンピドゥー・センター・メッスなどを発見することが出来ます。
大聖堂のガイドツアーは3種のハンディキャップ(身体、視覚、精神障害)に対応した「ツーリスム&ハンディキャップ」のラベル認定を受けています。
- 庭園観光 ジャン=マリー・ペルト庭園、植物園、ソルシー島公園、タヌール公園、サンク・ソンス庭園、グランジュ・オ・ボワ公園、パ・ド・ルー公園、エスプラナード公園、ラック・サンフォニー・エ・アリアンヌ庭園、ロベール ・シューマン家の庭、パンジュ城庭園、ジュイ運河の遊歩道、モーゼル川とセイユ川河岸、クールセル城公園)、ラクネクシーの果実園。
- 河川観光&水上レジャウォー:2007年「ヨーロッパ・パヴィヨン・ブルー」に認定されたヨットハーバー。
- 活動的な観光 (テニス、ゴルフ、サイクリング、ハイキング) :2013年11月、メスはフランス自転車観光連盟(FFCT)が発行する「Ville et territoire vélotouristiques 」ラベル、2017年2月には「 Ville active et sportive 」ラベルを取得しました。
- イベント観光:メスの本見本市、5月の移動遊園地、メスの星座、フェスティバルHop Hop Hop、ミラベル祭り、メス・プラージュ、メスのWunderbar、聖二コラのパレード、クリスマス市場など。
- スポーツ観光:メス・マラソン・ミラベル大会、FCメス、メス・ハンドボール、モーゼルオープンなど。
- ビジネス観光 : メス・コンベンションセンター・ロベール・シューマン、パルク・デ・エクスポジション、イベント会場Metz-Evènementsなど。
- 歴史遺産観光 :グラヴロットの 普仏戦争・領土併合博物館、クルーの砦、ワグナーの砦、アメリカ軍記念碑 メス・ベルクロワ、シャンビエールの軍用墓地、城壁など。
- 見学観光地 : メス・メトロポール地域圏の輸送センター、グループPSA プジョー・シトロエン、ミラベルおよびモゼールワインの生産地など。
- 美術館・博物館/ 文化施設 :ポンピドゥー・センター・メス、メスのクール・ドール博物館、現代美術地方財団、シテ・ミュージカル(アルスナル-BAM-トリニテール)、シー=シャゼルのロベールシューマン生家 、グラヴロットの 普仏戦争・領土併合博物館、アルス=シュール=モゼルのローマ水道橋 、メス地方の要塞教会、サン・カンタン山、エコロジーと教育の自然地区など。